4月1日にBMW M4カブリオレ(G83)が納車の日を迎えました。
これまでのAlpine A110 GTやBMW M2、そして先日まで共に過ごしたマツダ・ロードスターといった「走りの純度」や「軽快さ」を追求するスタイルから一転、2026年度の相棒に選定したのは「Dセグメントのカブリオレ」という、非常に懐の深いパッケージングです。
納車1日目。まだこのクルマのすべてを理解したわけではありませんが、なぜこの目線で選んだのか、現時点での思いを整理しておきたいと思います。Dセグメントがもたらす日常の「ゆとり」
今回の選定において、Dセグメントというボディサイズと、それによって確保される居住空間の恩恵は小さくありません。
これまでの2シーター生活では、手荷物の置き場所一つとっても、常にパズルのような最適解を求められる「積載の作法」がありました。しかし、M4カブリオレには、明確な「後部座席」という空間が存在します。
2シーターでは助手席が荷物置き場のメインでしたが、4シーターのカブリオレではカバンや荷物を無造作に後席へ置けます。この物理的なスペースのゆとりが、日常の所作からストイックさを取り除き、精神的なゆとりをもたらしてくれるのではないか。そんな実用性の解放に、まずは大きな魅力を感じています。
季節を厭わない「オープン」の悦び
進化したソフトトップの恩恵にも期待が高まります。 クローズド時の静粛性は、かつての幌車のイメージを大きく塗り替え、ラグジュアリーカーに慣れた感覚でも違和感なく馴染みます。
それでいて、ボタン一つで空が広がる開放感。エア・カラー(首元への温風)や計算された空力設計によって、たとえ冷え込む季節であっても、あるいは高速走行中であっても、積極的に屋根を開けた際のエクスペリエンスを損なわない——。そんな「全天候型オープンエア」としての資質が、ドライブの機会をさらに広げてくれそうです。
旅の解像度を上げる長距離走行性能
最後に、最も重要視したのが長距離走行におけるパフォーマンスです。強大なパワーを盤石の安定感で路面に伝えるM xDrive(4WD)。この組み合わせがあれば、遠方へと足を伸ばすドライブも、単なる「移動」ではなく、より鮮やかで快適な「旅」へと昇華されるはずです。
しなやかさと剛性感が同居する足回りが、長い距離を走破した後にどのような余韻を残してくれるのか。メインを担うRange Rover Sport P550eが「静寂と安息」を司るなら、このM4カブリオレは「高揚と開放」を担う存在として、2026年度のカーライフを豊かに彩ってくれることを予感しています。
まずは、ゆっくりと距離を重ねながら、このクルマとの対話を始めていこうと思います。

コメント
コメントを投稿