M2を手放す理由と、次を選ぶということ#003

──候補は3台、そして自然と足が向かった先

BMW M2は、完成度の高いクルマでした。インフォテイメント、ブランドへの信頼感、存在感のあるデザイン。どれを取っても不満はありません。

それでも私は、次の一台を考え始めました。理由はシンプルで、「使い切れない贅沢」が少しずつ負担になってきたからです。

次に選ぶなら、速さや数字よりも、軽さと密度。そう考えて候補に残ったのが、次の3台でした。

  • Alpine A110

  • Porsche 718 Boxster / Cayman

  • Mercedes-AMG SL43

ただし、この3台は横並びで比較できるようでいて、現実はまったく違いました。


718 Boxster / Caymanが消えた理由

──「欲しくても買えない」という現実

Porsche 718 Boxster Caymanは、すでに生産終了。つまり、新車オーダーは不可能です。

中古市場もあまり活発とはいえず、

  • 希望する仕様・色・コンディションが揃うとは限らない

  • 相場は高止まり気味

  • 「今しかない」という焦りが判断を鈍らせやすい

冷静に考えると、今回は縁がなかった。そう結論づけました。


SL43を選ばなかった理由

──理屈では理解できるが、気持ちが動かない

Mercedes-AMG SL43は、日常性という意味では最も優秀かもしれません。3台の中で一番「普通に使える」選択肢です。

ただし、今回は決定的な理由がありました。

  • 新車価格からの値落ちが非常に大きい

  • 新車で買う合理性が見いだせない

  • そもそも“今すぐ欲しい”という衝動が湧かなかった

理屈では理解できる。でも、クルマ選びは理屈だけでは進みません。

今回は、最初から購入意欲が上がりきらない存在でした。


そして、自然と足が向かった先

──アルピーヌディーラー

他の候補を一つずつ整理していくと、不思議なほど迷いは消えていきました。

  • 718は「買えない」

  • SL43は「買う気にならない」

残ったのは、最初から一番“思想が違った”クルマ

Alpine A110です。

軽さ、サイズ、パワー感、そして思想。M2で感じていた「使い切れなさ」を、真正面から反転させてくれそうな存在でした。

気づけば私は、アルピーヌディーラーに足を運んでいました。比較検討というより、確認作業に近い感覚で。


今回は中古も視野に入れる

──悪い癖を、仕組みでヘッジする

もう一つ、今回の判断軸があります。私は正直、「すぐにリプレイスする悪い癖」があります。

だから今回は、

  • 初期の値落ちを避けられる

  • もし短期間で手放してもダメージが限定される

そんな理由から、中古も積極的に視野に入れました。

癖を否定するのではなく、経済的にコントロールするという選択です。


結論

──迷った結果ではなく、削った結果

今回の結論は、
「A110が一番良さそうだった」ではありません。

  • 買えないものを削り

  • 気持ちが動かないものを削り

最後に自然と残ったのが、A110でした。

次回は、
A110を中古で選ぶならどこを見るか
価格帯・グレード・維持費の現実を含めて、合理編として整理します。

M2からA110へ。
これはダウンサイジングではなく、方向転換です。

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