Alpine A110を選ぶということ ──使い切れるスポーツカーを探して #008 そして、遠征後半戦へ

 ──「時を超えた新車」

ディーラーへ向かおうと、
レンジローバースポーツに乗り込み、走り出してすぐでした。

スマートフォンが鳴ります。
さきほど在庫確認を入れた、中古車ショップからです。


「そもそも、どういう車ですか?」

まず気になったのは、
なぜここまで走行距離が浅いのかという点でした。

すると、返ってきた答えはこうでした。

「Alpine A110が欲しくて買われたのですが、
納車されたことで満足されてしまって、
ほとんど乗られることがなかった個体です」

思わず笑ってしまいます。

世の中には、
本当に“いい人”がいるものですね。

そういう方がいるからこそ、
こういう個体が市場に出てくる。


そういう車が、自然に集まる店

話を聞いていると、
そのショップは、そうしたオーナーとの付き合いが少なくないようでした。

  • 次の納車が控えている

  • ガレージ整理の一環で手放す

  • 走行距離は伸びていない

いわば、
**「タイミングのいい放出」**が、自然に回ってくる環境。

そもそもそのお店、
Alpine A110の扱いにかなり強いようで、

  • 過去もっとも販売台数が多い車種がA110

  • 意識的に、良質な個体を仕入れている

という話も聞けました。

なるほど、と腑に落ちます。


「時を超えた新車です」

電話口で、最後に言われた一言。

「これは、時を超えた新車ですね」

……うまいこと言います。

思わず、
「それ、いいですね。見に行きます」
と返していました。


予定変更、即決

数時間後には、
GTSの商談が控えていました。

正直、ディーラーには申し訳ない。
でも、この流れを無視する理由はありません。

急遽、商談はキャンセル。

予定は完全に書き換えです。


遠征後半戦、スタート

  • ほぼ新車のような距離

  • 色はブルーアルピーヌ

  • GTという、いちばん自分の思想に近いグレード

ここまで条件が揃うと、
これはもう偶然ではなく、必然に近い。

こうして、
週末遠征は後半戦へ突入します。

クルマ選びは、
決めに行ったときより、
決めるつもりのなかった瞬間に動き出す。

今回は、まさにそんな展開でした。

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