Alpine A110を選ぶということ ──使い切れるスポーツカーを探して #001 購入にあたっての前情報

 ──新車と中古、どちらを選ぶにしても“時間は味方ではない”

Alpine A110は、いま明確に終わりが見えているクルマです。購入を検討するうえで、事前に知っておくべき前提条件を整理しておきます。


新車について

──期限付き、かつ仕様の自由度は高くない

まず新車。これはかなりシンプルです。

  • 2026年6月で生産終了

  • 新車オーダーは2026年3月頃までが事実上のリミット

  • いわゆる“考えている時間”は、もう多く残されていない

さらに悩ましいのが、エディションとグレードの関係です。

  • Blue Alpine Edition
    GTS もしくは R でしか発注できない(ベースグレードは完売)

  • 色やエディションに惹かれても
    → グレード選択の自由はほぼない

つまり、

  • Edition × グレード × 装備
    この組み合わせで欲しい仕様がピタッと来る人は幸運
    逆に、少しでもズレると「妥協の連鎖」になりやすい構造です。


中古車について

──安くはならない。むしろ“今が底値”の可能性

中古市場はどうかというと、こちらも楽観できません。

  • 流通台数は多くない

  • 生産終了が見えているため
    → 需要はむしろ安定〜やや強含み

  • 価格は高値安定という印象

感覚的には、

生産終了前の「いま」が、ある意味いちばん底値かもしれない

という状態です。


実際に選べる中古個体は、驚くほど少ない

中古なら選択肢が広がる、と思いがちですが現実は違います。

  • 年式

  • 走行距離

  • ボディカラー

  • グレード・オプション・仕様

これらを普通に並べ替えていくと、
「本当に選べる個体」はほんの一握りになります。

条件を少しでも絞ると、

  • 色で消える

  • 仕様で消える

  • 走行距離で消える

気づけば「検討できる車両がほぼ無い」という状態になりがちです。


新車も中古も、共通する結論

A110に関しては、新車・中古どちらであっても共通しています。

  • 待てば条件が良くなるタイプの市場ではない

  • 生産終了が明確なため、時間は買い手の味方ではない

  • 「いい個体が出たら即決」に近い判断力が求められる

だからこそ、

  • 新車なら
    → 仕様が合えば、迷う理由は少ない

  • 中古なら
    → 条件が揃った瞬間が、ほぼ唯一のチャンス

そういうクルマだと感じています。


まとめ

──A110は「比較して選ぶ」より「出会ったら決める」クルマ

A110は、
カタログを眺めてゆっくり比較検討するタイプのスポーツカーではありません。

  • 欲しい仕様が合えば新車

  • 条件が揃った個体に出会えたら中古

どちらにしても、決断のタイミングがすべてです。

次回は、
中古A110を選ぶときに、私が実際にどこを見るか
年式・グレード・色・装備の優先順位を、かなり具体的に整理します。

コメント