PPP for XC60 D4インプレ:#2


花粉症は不治の病… そう思ってずっと暮らしてきました。
春が近づくたびに陽気に誘われ気分ようようとは行かず、飛び始める杉花粉とPM2.5や黄砂を思い気は滅入り鼻は垂れ目のかゆみはとまらず。かれこれ10数年来3月から5月は憂鬱な季節という印象しかありません。最近ではいい薬もあるので、昔ほどひどい鼻水や目のかゆみに悩まされることはありませんが、常に鼻水が垂れつつ鼻が詰まっている感覚はぬぐえません。

いきなり気分を害するような書き出しで申し訳ないのですが、まさにXC60 D4における低速域のゴロゴロノックは春の花粉症の症例と同じように私を悩ませておりました。ええ、たった納車から3週間だというのに。

1,800回転を越えたあたり(つまり最大トルク出力範囲)から3,000回転あたりまでのレスポンスとトルク感はD4エンジンに代表される素敵なディーゼルエンジン特有の"華"だと思います。以前乗っていたE91(325iツーリング)やE46(330i)が3,000回転を越えたあたりからのムッチリした回転とパワー・トルクの盛り上がりを"華"とするのと好対照です。BMWライトシックスを楽しむには5,000回転あたりまできっちり回してやる必要があったのに比べ、D4の1,800+αなんて日常の回転域です。ともにいいエンジンだと思いますが、"華"が楽しめる機会が多いのはどう考えても圧倒的にD4かと。

その"華"の具合もガソリンとディーゼルの違いがよくわかって面白いですね。ガソリンがどこまでも続く(かと思わせる)盛り上がりだとすると、ディーゼルは一定区間きっちり大トルクを出し切る点かと思います。そういう意味ではBMWライトシックスのような「いつまでも回していたい」的な余韻のあるエンジンではありません。かなり裏方的なエンジンですね。けどその裏方仕事がきっちりしている(当然トランスミッションとの相性の結果ですが)ことがD4の華だと思います。

XC60を買う前に比較対象として相当悩んだのが三菱アウトランダーPHEVです。PHEVの華は0回転から即立ち上がるリニアなトルクです。そしてその華はこれまでのガソリンエンジンでの経験では味わえない類いのものであり、新しいクルマとして高い訴求点を持って私に訴えかけてきました。

テイストでいうとPHEVのトルクの出方とD4のそれは近いものがありますね(ノイズについてはとうてい太刀打ちできませんが)。トランスミッションを持たないゆえのモーター的なリニアなトルク感をD4のエンジンとトランスミッションは味合わせてくれます。それもより太くレスポンスのいいそれを。

BMWライトシックス的3,000回転を越えたあたりのレスポンスやパワー感について評価できるほどの経験はありません。というのも、いままでの走行で3,000回転を大きく越えて回す必要を感じることがないからです。特に慣らしで回転リミッターをかけているわけではないですが、高速道路で前走者を追い越すにはアクセルを少し踏み足す程度で上記の華のある回転域に達します(105km/hで1,500回転ちょい)。もちろんSモードに入れて強めにアクセルを踏めばすぐに3,000回転超の領域になるのですがそこから先踏み続けているとすぐに130km/hをオーバーしてしまうので自粛している次第。

と、話が非常に長くなりました。花粉症の話でした。
華のある1,800回転超のエンジンに比べ1,200~1,800の回転域はまさに始終花粉症に悩まされているふん詰まり感なんです。例のゴロゴロノックのせいで。

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